※本記事で紹介しているクロスワード&スタンプラリーの開催は2022年10月31日までです。
前回の記事(鉄道開業150周年の日に新橋から桜木町まで電車に乗ってみた)では
鉄道開業150周年の日を記念して、京浜東北・根岸線の電車に乗って新橋駅から桜木町駅まで移動しました。
桜木町駅は初代の横浜駅です。
日本初の鉄道は当時の新橋~横浜間で開業したので、つまり日本初の終点の駅と言えます。
桜木町駅に改称されたのは1915年でした。
この年には桜木町駅の貨物を取り扱う部分が分離されて「東横浜駅」となりました。
東横浜駅は、横浜港における貨物取扱の拠点の一つでありましたけれども
1981年に廃駅となっています。
現在桜木町駅の東口はバス乗り場になっていますが、あの辺りが東横浜駅だったとのことです。
東横浜駅が存在したことを示す碑が残っています。
さて、2022年10月14日はまだ正午です。
もっと鉄道の日を堪能したいです。
そこで私は、根岸線の駅で10月31日まで開催されている
「~鉄道開業150年~ 秋のクロスワード&スタンプラリー」を攻略することにしました。
ラリーの対象となっている駅は、桜木町、関内、石川町、根岸、磯子の5駅です。
私は桜木町駅にいるのでさっさとスタンプを押して移動します。
……これは「クロスワード&スタンプラリー」です。
駅のどこかにあるキーワードを探してクロスワードを埋めることもしなければなりません。
まあ、桜木町には後で戻る予定なので、その時のクロスワードも埋めます……
桜木町の次の駅は関内、その次は石川町なので、鉄道のスタンプラリーとは言うものの、歩いて移動しました。
関内と石川町ではクロスワードのキーワードも忘れずに埋めて、根岸線の電車に乗車します。
次のチェックポイントの磯子までは8分ほどで着いてしまいます。
磯子でスタンプとクロスワードを終えたら今度は桜木町方面の根岸線の電車に乗って隣の根岸に移動しました。
これでスタンプはコンプリート、クロスワードも取り逃した桜木町のを埋めるのみです。
根岸駅で見かけた150周年ポスターですけど、これいいですよね……
車両だけでなく画風までその時代に合わせてあるのが大変よろしいです。
根岸駅の南側にはENEOSの根岸製油所が存在していて、ここから出ていく石油製品が貨物列車によって運ばれます。
石油を運ぶタンク貨車の出入りや、貨物列車の出発を時間が許せば根岸駅のホームから一日中見ていたいくらいですが、
駆け出しフリーランスにそんなことをしている時間はありません……!
ああっ、EF65形電気機関車!
JRの前身の国鉄時代に製造された、国鉄を代表する電気機関車の一種です。
JR貨物はEF65形の全般検査(自動車の車検に相当する検査)を今後は行わないと明示されているので、
貨物のEF65が走るのは検査期限が切れるまで、長くておそらくあと5~6年程度と考えられています。
再び電車に乗って桜木町駅に戻り、クロスワードも完成。
完成させたラリーシートをNEWDAYSに持っていって500円以上の買い物をするとクリアファイルがもらえます。
更に桜木町駅西口を出てすぐのところにある「CIAL桜木町ANNEX」の1階に移動します。
ここには110形蒸気機関車という、1872年の鉄道開業当時に走っていた10両の機関車の内の1両が展示されています。
蒸気機関車は本物ですけれども、
機関車の後についている客車は、明治時代の中等客車を再現した物、つまりはレプリカです。
スタンプラリーとクロスワードを完遂した人は、10月14日~17日と29日に限り、この中等客車の中に入ることができました。
再度記すとレプリカなのですけれども、当時の雰囲気はなんとなく味わえました。
ちなみに愛知県にある「博物館明治村」では、明治時代に製造された蒸気機関車が走っていて、
本当に明治時代に製造された客車に乗車して村内を移動することができたりします。
これでスタンプラリーとクロスワードは終わりなのですけれども、
ついでにランドマークプラザで開催されていた「横浜駅変遷模型展」を見てきました。
こちらが初代横浜駅、つまりは現在の桜木町駅の開業時を再現した模型です。
そしてこちらが「自己増殖している」などと噂される、現在の横浜駅の模型です。
この模型展を見た後、帰宅しました。
前回の記事に記した新橋→桜木町の記念乗車と合わせて、よい鉄道150周年の日を過ごすことができました。